ロンです。
我が家には高校3年生の双子の娘がいます。
学校での部活動は美術を選択しておりました。
今の時期だと3年生は部活を引退していますが、娘の一人は美大を目指しているため、今も美術部で描いています。
もう一人の娘は美術部を引退し、受験勉強に励んでいますが、引退前に描いた絵を全日本高校デザイン・イラスト展の選考に出していました。
全日本高校デザイン・イラスト展とは、感性豊かな高校生の創造性や表現力を発表する場を設けることで、作品を製作、発表する喜びを感じてもらいたいといった意図で、NPO法人全国美術・デザイン教育振興会(ADEC) というところが主催している展示会です。
作品を出品した娘の話では、テーマは自由で自分の描きたいものを描いたようです。
出品して数ヶ月経過した先月、選考の結果が学校に届きました。
結果は…
入選したとのことでした!!
全国から応募された作品の中から選ばれた入選作は100点とのことです。
さらに入選者は、東京の三鷹市芸術文化センターで行われる展示会に作品が展示され、表彰までしてくれるということでした。
そこで、この表彰式に合わせて全日本高校デザイン・イラスト展に家族四人で行ってきました。
展示場に行くと、入選作品が部屋一面に展示されていたので、一点ずつ見て回りました。
娘の作品もしっかり展示されていました。
どれも素晴らしい作品だったのですが、中でも目を引いたのが、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、経済産業大臣賞を受賞した3作品でした。
この3作品は特に素晴らしかったのですが、さらに凄いことに、この3作品の受賞者と奨励賞の受賞者については、東京芸大の名誉教授との対談がおこなわれました。
その話の中で印象に残ったのが、
「近年、生成AIで簡単に綺麗な絵を描かせることができるが、生成AIの描く絵にはオリジナリティが無く、ネットで検索すると似たような絵が沢山ヒットすると。今のところ創造性という部分ではAIは人間に勝てない。」
という話をされていました。
こういう話を聞くと、今まで娘達がやってきたことは無駄ではないのかなと、少し安心したような気持ちになりました。
これから娘達が進む道が、少し明るいものであると信じられそうです。
最後に、表彰式の様子と娘の作品を載せておきます。